優秀賞
(ターレンスジャパン賞)
岩寺智恵
『ガーランド』
アクリル
平面的な画面構成で、装飾性豊かにデザイン化されている。それが面白い効果をかもし出している。
最優秀賞
(バニーコルアート賞)
佐久原大月
『風船とひとりぼっち』
ボールペン
審査員長 辻 省三
(プラチナアート協会会長、
毎日アートプランニング㈲代表取締役社長
奨励賞
(マルマン賞)
宇根本啓美
『窓 辺』
アクリル
常連の出品者である。毎回、光を的確にとらえ画力の向上が顕著に観てとれる。おだやかな春の日を描いて心地よく響く作品である。
審査総評
奨励賞
(ホルベイン賞)
水島 篤
『陽 気』
日本画
生命力と美しさがあふれ出ている。あらけずりではあるが、デッサン力が見て取れる作品である。まだとても若いので将来が楽しみな作家である。
瑞慶覧かおり
『花の巣』
フレスコ・セッコ
フレスコ画特有の色彩と精緻な描写力が際立っていて、優れた作品に仕上がっている。洗練された色彩センスでなにより華やかさがあり、大賞にふさわしい傑作である。
プラチナアート大賞展も回を重ねるごとに出品者数及び点数も確実に増えて来ている。作品の内容もレベルが高くなっており、主催者としては非常に喜ばしいことである。大賞展の主旨はプロになりたいがチャンスの無い画家を発掘し、育成していくことである。ここですでに、毎年、入賞者やプラチナアート協会会員の中から作品が販売につながるケースも着実に増えてきており、期待を持って審査している。今年もたくさんの作家が活躍するのをこれから楽しみにしている。ただ一方、作風が百貨店美術画廊にそぐわない作品も第一次審査では見かけた。過度にグロテスク等ということである。これは次回から応募要項で限定することになる。一般の美術市場で求められるものは、巨匠作品等をのぞき公序良俗に反しないことは基本で、ましてや百貨店というイメージを大事にするステージでは自明のことと思う。グロテスクな作品を一概に否定するものではないが別のステージがある。自分の作品を冷静に、社会的に判断できるセンスが必要である。
努力賞
(ターレンスジャパン賞)
中里仁美
『翠雨』
アクリル
小品の中に描かれた繊細さと色の調和が深みと重厚さを感じさせる。凛とした美しさがある作品である。
入 選 (順不同)
金森まさき 松浦優美 弓指貴弘 田谷 優 廣田弘美 横山忠正 吉田小夜子 高松典雄 金子一生 岡やすこ 佐藤文夫 はんな凛子 宗岡卓治 遠藤晴香 岩本晋司 是 蘭 村澤博美 山川徹郎 前田 俊 永井祥浩 椿金魚 玉利直江 照井弘美 沖野宏明 大橋正幸 佐藤真穂 渕田容子 高江桜子 小松幸廣 河内節子 柿本セエカ
※画像の著作権は全て作者に、使用権は作者とプラチナアート協会に帰属します。
努力賞
(マルマン賞)
溝口 光
『でいどりーむ』
鉛筆
鉛筆のみで描かれたと思えないほどのマチエールがある。構図と対象物がよく計算されていて技量ある秀作に仕上がっている。